あらすじ
龍王の庇護のもと、人と人ならざる者たちが共存する理想郷、天郷
太古より太平の世を謳歌するかの地で貴族の養女として暮らす麗青は、龍王より禁域に封じられた女神討伐の命を受ける
しかし、同行した義兄と禁域に足を踏み入れたその瞬間、
彼女は何者かに捕らえられ意識を奪われてしまった
次に目を覚ました麗青が見たものは、見慣れた西宮の城壁と紅に燃える空、
血だまりに倒れ伏す義兄と血に濡れた己の手だった――
この日を境に麗青の世界は一変する
幾多の出会いを経て明かされる天郷の真実や平和の実態、龍王の正体
全てを知った麗青は、天郷に住まう『人』の代表として、最後の決断を迫られる
存続か、滅亡か
愛か、正義か
神か、人か
彼女が選ぶ未来は――